2019年11月18日

網膜色素上皮とVEGF

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網膜色素上皮は網膜の一番外側(脈絡膜側)にあり、網膜の環境を保持するために活動しているが、加齢によりこの網膜色素上皮の代謝が落ちると、ドルーゼンという老廃物が蓄積していきます。
このドルーゼンが慢性的に網膜色素上皮を慢性的に刺激し、VEGFが分泌されてしまいます。VEGFは血管内皮細胞増殖因子であり、新生血管を誘発する物質です。そこで作られた新生血管から漏れた血液成分が炎症や黄斑浮腫を引き起こす。
眼底写真で軟性ドルーセンを見つけたら、新生血管の前兆か、もう新生血管が網膜内を侵入しているかもしれませんね。




-2019.11.18-

RPE:網膜色素上皮
VEGF:血管内皮細胞増殖因子
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2019年10月03日

パーキンソン病と眼科【視能訓練士】

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よく耳にするパーキンソン病。この病気がどのような症状、治療があり眼科領域においてどんな症状、検査があるか学んでいきましょう!!

≪パーキンソン病とは≫
大脳からでてる指令を中脳から出てるドパミンによって調節しているのですが、このドパミンが減っていくことで、体を動かすバランスが取れない事です。

≪全身症状≫
・静止時振戦・・・手足が震える
・無動・・・素早く動けない、すくみ足。声が小さい
・筋固縮・・・体が固まる
・姿勢反射障害・・・バランスがとれず転びやすい、歩いて止まれなくなる、方向転換が難しい


≪非運動性症状≫
・自律神経症状
・認知障害
・嗅覚障害
・睡眠障害
・精神障害
・疲労や疼痛



「運動面、内面もドパミンは関わっていて、そこがうまく調節できないと様々な場所で影響が出てきてしまいますね。」



≪治療≫
・薬物療法・・・ドパミンの代わりとなる複数の薬剤を組み合わせて。経口剤の他に自己注射もある
・経腸療法・・・吸収のいい腸に直接管を繋げてドパミン製剤を送る

・デバイス補助療法・・・脳に刺激を与えてドパミンの分泌を促す


≪眼の症状≫
・思いがけない閉瞼
・目の動きが悪いので複視を訴える
・瞬目回数減少による角膜への傷


⇒さて、眼の症状で視能訓練士が一番気になるのは複視ですよね。ここに対しては眼球運動障害による複視のため、片眼を遮閉して単眼で見ることで複視をなくすことが出来ます。でも、これもおそらくの話しで実際に見たことはないので1つのアイディアに過ぎませんが。。。




今日はここまで!!
-2019.10.03-

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2019年08月26日

【ぶどう膜炎】サルコイドーシス

見にくい夜景.png

こんばんは。24時間テレビのような障害を持つ方に焦点をあてる番組ってすごく大事。

今回は「サルコイドーシスについて」


サルコイドーシスってどんな病気なの??⇒全身のいたるところに肉芽腫ができる。
眼科では虹彩に肉芽腫を伴うぶどう膜炎が起こり、この炎症は軽くなったり、重くなったりを繰り返して慢性的に続く。外来ではこの重くなったタイミングで来る方が多いかな。

≪症状≫
・周辺虹彩後沈着
・虹彩結節
・角膜後面沈着物
・硝子体混濁
・黄斑浮腫(嚢胞様)

このように並べるとやはり虹彩の炎症が症状の原因に繋がっていますね。



「サルコイドーシスは全身に肉芽腫ができ、眼では虹彩の炎症からその周辺、そして黄斑浮腫の症状がでます。その症状が軽度・重度を慢性的に繰り返します。」
posted by たまご at 17:00| Comment(0) | ぶどう膜炎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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